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by fotomuzik
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うつ病です(2)
 今でこそ在宅勤務をしていますが、それまではちゃんと毎日通勤していました。そこで先輩と知り合いました。最初は取っ付きにくい人だと思いましたが、時間が経つにつれ、僕の初心者的質問にもすべて丁寧に答えてくれる、経験豊富な人物だとわかりました(実際、彼はご自分の得意分野に関する著書もあります)。

 その先輩がからだの不調を訴えたのは、前年の秋ごろでした。風邪っぽくて頭痛がするので作業ができない、薬を出してもらってるが、しつこい風邪のようでなかなか良くならない。偶然にも義妹がそのころ同じような症状に苦しんでいて、検査の結果、とある病気であることが判明しました。そのため先輩にも、「もしあまり長引くようであれば一度大きな病院で検査されてみることをお勧めします」と伝えました。先輩もたぶん何かおかしいと感じていたのでしょう、しばらくして近くの総合病院で診てもらったようです。「検査入院するのでしばらく仕事を休みます」というメールが来ました。
 正直なところ、実際の病名が何かわからないにせよ、良くない兆候かもとは想像していました。先輩は見た目にはあまり健康そうには見えなかったからです。歯もあまり良くないようだし、色は浅黒かった。健康というのはからだのいろんなところに少しずつ表れるものです。
 予感は当たりました。先輩はそのまま入院しました。僕は職場の同僚たちとお見舞いに行き、そこで先輩の口から直に病名を聞くことになります。肺ガンと脳腫瘍でした。それを聞いたとき、僕らと先輩のあいだに不安定な空間ができたことを覚えています。同時に「何でオレがこういうことになっちゃったんだろうな。頭の中にゴルフボールみたいな固まりがあるんだよ」という先輩のつぶやきも。

 お見舞いのあと、僕は同僚たちと食事をしましたが、だれの口もみんな重く、無理に明るく振る舞おうとしているのがわかりました。
 先輩が亡くなって数年過ぎた今だからこそ言えることですが、僕はその事実と、その現実に飲み込まれてしまいそうな自分が怖かったんだと思います。詳しいことを先輩ご夫婦に尋ねるわけにも行かなかったので、帰宅後すぐにネットで調べ、おそらく肺ガンを原発巣とする転移性脳腫瘍だろうという結論に達しました。脳腫瘍…。数ある病気の中でも最悪に近い病気。たとえ脳が原発巣であって手術で取り除いたとしても、再発の可能性は高く、予後も悪い。とくに転移性脳腫瘍の余命は1年程度。1年?
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by fotomuzik | 2009-02-24 20:13 | うつ病
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